サンパウロ市=銃規制緩和論者の銃が暴発=原因はMRIの磁気?
サンパウロ市で16日、銃規制緩和論者として有名だった弁護士が、自身の携帯した銃が暴発して腹部に当たり、重傷を負う事態となった。18日付現地サイトが報じている。
被害を受けたのはレアンドロ・マチアス・デ・ノヴァエス氏(40)で、この日、サンパウロ市中央部ジャルジン・パウリスタの病院で母親の核磁気共鳴画像法(MRI)検査に帯同していた。
ノヴァエス氏は検査を受ける母の傍にいたが、その時、腰のホルダーに入れていた銃がMRIの磁気に反応して引っ張られ、暴発。それが同氏の腹部に命中した。
ノヴァエス氏はサンルイス病院に運ばれ、手術を受けた。経過や病状に関しては明らかにされていない。
ノヴァエス氏は著名な銃規制緩和論者で、TikTokなどの動画を通じて、自身の所有する銃を披露することでも知られている。外出時は常に銃をホルダーに入れて歩いていた。当日は検査室内には金属製の物を持ち込んではならないとの説明を受け、規則に従うと宣言する書類にも署名したのに銃を持ち込み、事故に遭った。