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失業率が8・1%に低下=15年2~5月以来の低率に

2023年1月20日

失業率の推移を示すグラフ(19日付G1サイトの記事の一部)
失業率の推移を示すグラフ(19日付G1サイトの記事の一部)

 地理統計院(IBGE)が19日、2022年9~11月の失業率は8・1%で、2015年2~5月以来の低率だったと発表したと同日付現地サイトが報じた。
 全国家庭サンプル調査(PNAD)によると、9~11月の数字は22年6~8月に記録した8・9%を0・8%ポイント下回る。11月までの3カ月間の失業者は874・1万人で、前期比で95・3万人減った。失業率は2021年12~22年2月の11・2%以降、減少中で、失業者数は15年6月以来の少なさだ。
 他方、就業者の数は0・7%(68万人)増え、2012年の統計開始以来の最多記録を更新したという。
 PNADコーディネーターのアドリアナ・ベリングイ氏によると、9~11月の就業者数の伸びは前期を下回ったが、失業率低下には大きく貢献したと評価している。
 また、9~11月の失業者減少は、2021年に労働市場が回復し始めた時からの就業者増を反映したものと評価。就業者数の増加は非正規の労働者の増加から始まったが、現在は、商業や工業など、様々な分野で正規雇用が増えているという。最近目立つのはサービス業の回復で、就業者数の回復にも貢献しているという。
 9~11月の就業者数増は民間部門の正規雇用者の2・3%(81・7万人)増が牽引した。正規雇用者増は21年の第2四半期から続いている。アドリアナ氏は、正規雇用者の増加は非正規の労働者が減ることにも繋がると喜んでいる。22年の場合、正規雇用者は7・5%(260万人)増えたという。
 他方、民間部門の非正規雇用者は6~8月とほぼ同数の1330万人だったが、前年同期比では9・3%(110万人)増えた。非正規の就労者は前期比でも、前年同期比でも不変だった。自営業者は前期比で2・9%(56・3万人)、前年同期比では4・1%(79・6%)減少している。


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