貿易収支=1月は27億ドルの黒字=06年1月以来の好成績に
商工開発省が1日、1月の貿易収支は27・1億ドルの黒字で、2006年1月に記録した27・2億ドル以来の好成績だったと発表したと同日付現地サイトが報じた。
1月の貿易収支は2018年以降、赤字続きで、昨年の1月も587億ドルの赤字を計上していたが、今年はこの傾向が覆った。
1月の輸出は231・37億ドルで、輸入は204・20億ドルだった。
1月の場合、1営業日あたりの輸出額は昨年同月比で11・7%増で、1989年の統計開始以来の新記録を更新した。他方、1営業日あたりの輸入額は昨年同月比で1・7%減少したが、月間輸入額は2・3%増えた。
輸出増は輸出量の増加によるところが大きく、1営業日あたりの輸出量は昨年同月比で9・5%増えた。輸出額の平均は5・6%増にとどまった。
農産物の輸出はコモディティ価格の高騰もあり、輸出量が2・2%増だったのに、輸出額は12・4%増えた。他方、原油や鉱物の輸出量は31・8%増えたが、鉄鉱石価格の下落などで、輸出額は3・1%減少した。
輸入量は経済活動減速化で1・6%減ったが、平均価格は5%上昇。値上がりが目立ったのは、ロシアによるウクライナ侵攻以降、高値が続いている石油やその派生品、医薬品だが、昨年は大幅な値上がりを見た肥料は、昨年同月比で7・1%値下がりした。