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教育省=基礎教育課程の生徒増加=昨年は前年比で71・4万人増

2023年2月10日

母親に伴われて学校に行く小学生(Tania Rego/Agencia Brasil)
母親に伴われて学校に行く小学生(Tania Rego/Agencia Brasil)

 教育省が8日、2022年の基礎教育の国勢調査によると、22年は基礎教育課程の教育機関17・83万校に4740万人の生徒が学んでいたと発表したと同日付現地サイトが報じた。
 22年の在籍者数は前年を71・4万人上回っている。教育省では、新型コロナのパンデミックによる公衆衛生面での緊急事態が解除された事で、基礎教育課程の在籍者数が増えたと見ている。
 同調査では、22年は私立校の在籍者数が10・6%増え、パンデミック以前の2019年のレベルに近づいている事も判明した。教育省によると、パンデミックの期間中は、私立校の生徒の数が公立校の生徒以上に減少していたという。
 一方、公立校の在籍者数を見ると、22年は3830万人で、21年の3850万人と比べても、大きな差は生じていない事も明らかになった。
 基礎教育課程校の内12・25万は小中学校で、10・54万が1~5年生、6・18万が6~9年生に対応している。低学年の責任は市が負っており、市立校には基礎教育課程の在籍者の69・3%相当の101万人が在籍。他方、私立の小中学生は18・9%で、5・3%増えている。
 6~9年生向けの公立校は市立校と州立校があり、市立校には44・4%の530万人、州立校には39・9%相当の480万人が学んでいる。
 カミーロ・サンタナ教育相は調査結果を発表するにあたり、「パンデミックは様々な分野に影響を及ぼした。教育はその最たる部門だが、現在はパンデミック前の水準に戻りつつある」と語った。
 高校生は790万人で、前年比で1・2%増えた。高校生に占める州立校生の割合は84・2%で、660万人が在籍。公立の高校には連邦立校もあり、3%にあたる23・2万人が在籍している。私立の高校生は97・15万人だった。


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