リオ・グランデ・ド・スル州=干ばつ被害より深刻に=トウモロコシや大豆が減収

農協技術ネットワーク(RTC/CCGL)が16日、リオ・グランデ・ド・スル州での干ばつがより深刻となり、大豆とトウモロコシの収量が1月の予想以上に減るとの見通しを発表したと同日付ノチシアス・アグリコラスなどが報じた。

RTC/CCGLによると、リオ・グランデ・ド・スル州ではトウモロコシが56%、大豆が43%の減収となる見込みだ。1月の予想では、トウモロコシが53%、大豆が16%の減収と予想されていたから、干ばつがより深刻化している。
同州農業協同組合連合(FecoAgro/RS)のパウロ・ピレス会長によると、大豆だけで200万トンの減収で、農家の損失は莫大なものとなるという。減収量は946万トンに上るとされ、1トンあたり3千レアルの減収として計算した被害額は283・8億レアルに上る。今回の調査は、FecoAgro/RSに加盟している21の農協の協力を得て行われた。
15日付G1サイトによると、同州で干ばつの被害が出ている市は約300で、ポルト・アレグレ市では公的支援を必要としている農家の登録作業も始まっているという。