サンセバスチアン=海軍最大船が救助に急行=豪雨被害の拡大懸念の中

集中豪雨の被害を受けたサンパウロ州北部海岸のサンセバスチアンに沖に、海軍最大のアトランチコ号が23日午前に到着。病院船の役割を果たして被害者手当てにあたると、23日付フォーリャ紙電子版(1)などが報じている。
同船には28人の医師や軍の医療スタッフが待機している。アトランチコ号は広い上部甲板を持つ空母型のヘリコプター揚陸艦で、6台のヘリコプターや35人までが乗れる大型車3台、20人までが乗れる大型ボートなどを搭載。18年に英国海軍を退役後、ブラジル海軍に再就役していた。
18、19日に降った豪雨でサンセバスチアンでは50人近い死者が生じ、多数が行方不明の状態だ。サンセバスチアンでは22日、さらに23日にも推定降水量35ミリの大雨が降っており、被害拡大が懸念されている。