ヤノマミ保護区=〝黒い金〟スズを違法採掘=25トン、国際市場に闇流通か
昨年10月から2月までの約4カ月間に、軍警はロライマ州のヤノマミ族保護区で違法に採掘された25トンのスズを摘発したと20日付テーラ・サイト(1)などが報じた。違法ガリンペイロ(金採掘者)は金ばかりを狙っていると思われていたが、〝黒い金〟スズのような別の資源も標的になってきている。
去年10月22日、軍警がロライマ州の幹線道路を検問していたところ、トラックの荷台の石炭の袋の下に隠されていた、50袋のスズを摘発した。
2月10日にはバウ・マスケ作戦で、捜査中だった男の家から5トンのスズが見つかった。同氏の逮捕は出来なかったが、同氏の母がスズを所持していたところを現行犯逮捕した。
同作戦では違法採掘で得た、6400万レアル以上の動きの捜査の他、関与したとみられるロライマ州知事の女兄弟ヴァンダ・ガルシア・デ・アルメイダ氏も捜査中だ。
違法採掘されているスズは国際市場では1トン約2万7千ドルで取引されると報じられている。