ブラジル政府=ルーラ訪中前に正常化目指す=対中牛肉輸出、狂牛病問題で
23日付テラサイト(1)によると、連邦政府は中国への牛肉の輸出を正常化させるため、衛生対処基準作成を加速化している。目的は、ルーラ大統領が3月28日に予定されている中国の習近平国家主席との二国間会談に向けて出発する前に、貿易関係を正常化することだ。
カルロス・ファバロ農務大臣は、今回見つかったのは牛が飼料を使用せずに牧草地で飼育されたため、群れへの感染の心配はない「孤立したケース」との見方を示している。
同農相は「ルーラ大統領が中国に行く前に、すべてが正常に戻ると信じている。非典型的なケースを確認するための検査結果を待っています」とし、消費者が自宅で食べる肉について心配する必要はないと強調した。
中国はブラジル食肉の主要な買い手であり、1月には国産品の輸出の57%を占め、4億8500万米ドルの取引があった。ブラジルの貿易収支の公式データによると、2番目に大きな消費国は米国で、1月の輸出額は9・4%、取引額は7900万ドルだった。