ドキュメンタリー映画=コロナ禍と戦う医療従事者=9日から全国で一般公開開始

コロナ禍初年の2020年に統一医療保健システム(SUS)で治療の最前線に立って奮闘した医療関係者らの姿を記録したドキュメンタリー映画「空気が不足した時」が9日に一般公開開始と8日付メトロポレスサイト(1)やアジェンシア・ブラジル(2)(3)(4)などが報じた。

予防接種もない時期にコロナ禍と戦って奔走する医療従事者の姿を報じる作品はアナ&エレナ・ペッタ姉妹が監督。ラ米一のドキュメンタリー映画の祭典「エ・トゥド・ヴェルダーデ」で優勝し、オスカー賞予備選考にも参加した。7日のプレリリースにはジャンジャ大統領夫人やニジア・トリンダーデ・リマ保健相、シーダ・ゴンサルベス女性相らも参加。出演者達は8日に大統領とも会った。
SUS従事者の7割以上は女性で、科学的根拠のない医薬品キャンペーンで重症化した患者や医療崩壊、地域住民の無理解などと直面しながら奔走する姿からは、コミュニティ関係者も含めた女性の就労を巡る格差やSUSの重要性なども描き出されているという。