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外国人観光客=1月は86万人が来訪=コロナ禍前の水準を上回る

2023年3月11日

リオ市の観光名所ポン・デ・アスーカル(Tania Rego/Agencia Brasil)
リオ市の観光名所ポン・デ・アスーカル(Tania Rego/Agencia Brasil)

 連邦警察の出入国記録によると、今年1月にブラジルを訪れた外国人観光客は86万8587人で、2019年と2020年の1月の観光客の数を約10万人上回ったと6日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
 19年1月にブラジルを訪れた外国人観光客は75万6883人で、20年1月は75万457人だった。また、2022年12月の外国人観光客数は41万4752人だったから、前月比では107%増となる。
 ブラジル観光公社(Enbratur)によると、コロナ禍が沈静化し始めた22年の観光客の伸びは国際的な平均値と比べて緩やかだったという。
 世界規模で見ると、観光客の63%は中国人だ。中国では昨年中もまだ、新型コロナ対策としての旅行制限などが行われていた。地域別に見た観光客の回復度は、中東83%、欧州80%などとなっているが、ブラジルの回復度はアフリカ諸国の63%や米州諸国の66%さえ下回った。
 連邦政府は、ブラジルは現在、世界に向けて扉を開いているところで、今年は、対話や国際的な協力を通してより多くの観光客を呼び寄せられると考えている。
 外国人観光客が訪れたがる主要観光地は、リオ市、サンパウロ市、フロリアノポリス市、サルバドール市、ポルト・アレグレ市、ボロ・オリゾンテ市、レシフェ市、クリチバ市、ブラジリアだ。
 観光省によると、外国人観光客が1月にブラジル国内で費やした金は6億400万ドルで、コロナ禍前の2020年1月の5億8200万ドルを3・8%上回った。コロナ禍の感染第3波の最中だった昨年1月との比較では、43・5%増えたという。
 なお、2月16日付Valorサイト(2)によると、2022年の観光業界の収益は2080億レアルで、2021年を454億レアル上回ったという。回復を牽引したのは長期休暇もあった12月で、新型コロナの感染状況が落ち着き、経済活動がより活性化したことなどを反映している。


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