サンパウロ州=高速道で観光バス横転=4人が死亡、20人が負傷
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17日、聖州内陸部レジス・ビッテンコート高速道で長距離観光バスの横転事故が発生し、4人が死亡、20人以上が重軽傷を負う惨事となった。17日付G1サイト(1)などが報じている。
事故が発生したのは深夜0時10分頃で、聖州内陸部のカジャチ市内で、アゼイテ山脈を通る512キロ地点のカーブで発生した。
事故を起こしたバスはジャン・トゥール・トランスポルテ社のもので、パラナ州ラッパから聖州アパレシーダに向けて走っていた。
この事故により、サンタカタリーナ州在住のガブリエレ・ダコレジオ・カヴェッキさん(16)、パラナ州ラッパ在住で教員のウェズレイ・チアゴ・シュステル・デ・リマさん(28)、ロドリゴ・マルセロ・ヴィエイラ・デ・リマさん、イザドラ・テイシェイラ・バロンちゃん(7)が亡くなった。ラッパ市市長は3日間の服喪を宣言した。
バスには運転手2人を含む52人が乗っていたとされ、死者4人の他に20人の負傷者が発生した。そのうち5人は重傷で、15人は軽傷だった。
運転手は負傷しておらず、警察で行った供述によると、カーブでバランスを崩し、左車線側に倒れた後、コンクリート製の防御柵に乗り上げたという。
テレビの取材を受けた女性乗客によると、「転覆前、運転手は猛スピードで走っていたように見えた」といい、ブレーキが利かなくなっていた可能性がある。また、「倒れた後も路面を滑り、大きな音と共に煙も上がったため、車内は大騒ぎとなり、窓を壊して子供たちを助け出した」と語っている。
事故の原因は現在調査中だが、連邦道路警察によると、このバスは国家陸路輸送庁(ANTT)の認可を受けていたが、タコグラフ(運行記録用計器)は故障しており、事故発生時の走行速度を確認することはできなかったという。