パラ水泳=Gアラウージョが世界新=21歳の誕生日に華添える

英国シェフィールドで開催中のワールドシリーズで16日、パラ五輪金メダリストのガブリエル・アラウージョことガブリエルジーニョが150メートルメドレーで自らが持つ世界記録を更新して優勝し、21歳の誕生日を盛大に祝ったと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
ガブリエルジーニョの記録は3分23秒83で、自らが昨年4月にサンパウロ市で出した世界記録を23秒以上縮めて優勝した。彼は全体の軽度の障害に加えて手足の欠損があるS2と呼ばれるクラスの選手だ。
また、この日はパラ五輪金メダリストで世界選手権優勝者でもあるカロル・サンチアゴ(視覚障害のS12)も、100メートル自由形で優勝。記録は59秒84だった。
ワールドシリーズは19日までで、16日は知的障害のS14クラスのガブリエル・バンデイラが100メートル自由形で銀、女子の150メートルメドレーでも、両下肢の動きに重度の障害があり、両手にも障害があるか手足の欠損があるS4クラスのパトリシア・サントスが銀を獲得した。
12日付アジェンシア・ブラジル(2)によると、ブラジル選手団はイタリアのリニャーノで12日まで行われていたワールドシリーズでも金9個、銀4個を獲得し、同大会1位の成績を収めている。ガブリエルジーニョは同大会でも、50メートル・バタフライで世界記録を更新、50メートル自由形で米州記録を更新し、計5個の金メダルを獲得。ガブリエル・バンデイラも100メートル・バタフライで優勝している。