生活扶助=3月からは子供への支援も=6歳までの子供1人に150レ

連邦貯蓄銀行(Caixa)が20日、3月分の生活扶助「ボルサ・ファミリア」を児童手当も加えた額で支払ったと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
20日の支払いは社会登録番号(NIS)の末尾が1の人に対するもので、従来の最低支給額600レアルに6歳までの子供1人に対する支援金150レアルが上乗せされた最初の支払いだ。これにより、生活扶助の平均支給額は669・93レアルとなった。社会保障省によると、3月の生活扶助支給対象は2110万世帯で、支給総額は140億レアルになるという。
同省は2月までに統一登録システム(CadUnico)の見直しを行い、生活扶助受給家庭148万世帯の登録を抹消する一方、69・42万世帯を追加登録した。追加登録家庭中33・57万世帯は6歳までの子供がいる。登録抹消家庭の大半は構成員が1人のみで、本来は家族がいたが、生活扶助を受けるために1人暮らしと偽り、別々に登録したとみなされた人達が受給対象から外された。
生活扶助は現政権下で「ボルサ・ファミリア」と改称された。3月からは6歳までの子供がいる家庭への児童手当(1人150レアル)の支給を開始。6月からは妊婦と7~12歳の子供、12~18歳の青少年に50レアルの支援金が支給されるようになる。
生活扶助の支払いは月の最後の10日間に行われ、アプリのCaixa Temを使うと受給日や金額、内訳も確認できる。