プリマヴェーラ・サウンド=サンパウロ市版が規模拡大で開催も=開催場所や主催者で物議
スペインを本拠とする国際音楽フェスティバル「プリマヴェーラ・サウンド」のブラジル版が、昨年に引き続き今年も開催されることが決まった。昨年より会場規模を広げて行われるが、早くも問題点が指摘されている。23日付G1サイト(1)などが報じている。
スペイン本家のそれが「世界最高のフェス」と呼ばれていることから、昨年11月に開催された第1回目のサンパウロ市版プリマヴェーラは5万5千人の観客を集めるなど、好評だった。今年は12月2、3日に行われる。
同フェスは昨年、アルゼンチンのブエノスアイレスとチリのサンチアゴでも、日時をずらして共同開催していたが、今年はブエノスアイレスのみとなる。
開催場所は昨年の市北部アニェンビ総合施設から南部のインテルラゴス・サーキットに移動する。この会場はサンパウロ市最大の観光イベントとなっているロラパルーザ・サンパウロや、今年9月に開催されるロック・イン・リオのサンパウロ市版「ザ・タウン」と同じ会場だ。
さらに主催企業が、昨年手がけたライブ・ネーション社から、ロラパルーザを手がけるt4f社の仕切りとなる。そのため、ネット上の音楽ファンの間では、ロラパルーザとの差別化や、フェス市場を独占することに伴うチケット代の高騰などを心配する声もあがっている。