ヤマハ=5億2千万レの投資を発表=工場の設備刷新や本社移転
バイク大手のヤマハが22日、ブラジル市場に対して5億2千万レアルの投資を行うと発表した。23日付UOLサイト(1)が報じている。
ヤマハが22日に発表したところによると、2023~25年に行う投資の目的は、アマゾナス州マナウスの工場の効率化、テクノロジーの刷新や環境対策、さらに大サンパウロ市圏グアルーリョスにあるブラジル本社をサンパウロ市に移動させることだという。
そのうちの80%は二酸化炭素排出量の減少やマナウス工場の生産能力増強に費やす予定だという。
また、1970年の創業時から機能していたグアルーリョス市の現地本社を、サンパウロ市南部のシダーデ・ジャルジンに移す。輸送センターと開発部門は大サンパウロ市圏のジャンジーラに移転する。これらは2023年中に行う見込みで、4千万レアルを充てることになるという。
ヤマハは1955年にブラジルに進出。現在、約1万人の従業員を抱え、全国517の店舗で31機種のバイクを販売している。ブラジル国内のバイクの売り上げではホンダに次ぐ2位の業績を上げている。