サンパウロ市内電車3線で一気に問題発生=いずれも同一社の運営
3日、サンパウロ市地下鉄5号線、CPTM8、9号線で相次いで異常が発生し、大混乱を招いた。いずれもヴィア・モビリダーデ(VM)社が運営するもので、同社の路線では先週からトラブルが相次いでいる。3日付G1サイト(1)などが報じている。
5号線では午前8時30分頃、シャッカラ・クラヴィン駅~サンタクルス駅間で電柱が倒れる事故が発生。この影響で同線はセルヴィドール-AACD駅〜カポン・レドンド駅間の運行となった。午後3時現在も復旧していない。電車の運行が止まったサンタクルス駅は1号線、シャッカラ・クラヴィン駅は2号線との連結駅だ。
また、この日の朝は8号線でもジャンジーラ地区付近で問題が発生し、減速運転を余儀なくされている。9号線はピニェイロス駅付近の線路でメンテナンスの必要が生じ、同日午後は片側の線路のみで運行を継続。オザスコ方面行きの乗客がピニィエロス駅で電車を降り、別の電車に乗り換える事態も生じた。同線は午後3時過ぎに正常化した。
これら3線はいずれもVM社が運営するものだ。同社運営の路線では3月30日も8号線で脱線事故が起こったばかりで、検察が8号線と9号線の運行契約解消を求めている。また、CPTMの路線では3月31日にも、7、11号線でトラブルが発生している。