自動車販売=第1四半期は21%増加=3月の伸びが押し上げる

全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)が4日、第1四半期の自動車販売数は87万8817台で、昨年同期の72万6272台を21%上回ったと発表したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
第1四半期の販売数は3月の伸びが押し上げた。3月の販売数は36万5012台で、昨年同月の27万3549台を33・4%、今年2月の24万5393台を48・7%上回った。
ただし、同連盟会長のアンドレタ・ジュニオル氏によると、第1四半期の結果はまだ、コロナ禍前の2019年に記録したレベルまで回復していない。
また、3月の伸びが大きかったのは、営業日の数が2月の18日よりも多かった(23日)ためで、第1四半期の伸びも、昨年同期は業績が振るわなかったためだという。
また、2023年も昨年同様、負債を抱えた家庭が多く、債務不履行に陥っている人も増えていること、金利が高止まりして消費者の需要を制限していること、融資を受ける条件が制限されていることなどによる購買力低下が続いており、急激な回復は望めないとの見方を示している。
第1四半期の販売数を種類別に見ると、乗用車と軽商用車両は43万6802台で、昨年同期より16・6%増えた。3月の販売数は18万6583台で、昨年同月比で38・3%、前月比で55・7%増加した。バスとトラックは第1四半期に昨年同期比で12・4%増の3万8824台を販売した。3月の販売数は1万2326台で、昨年同月より3・84%増加。前月比での伸びは21・6%だった。