連邦貯蓄銀行=障害者向け融資開始と発表=車椅子や義足購入など支援

連邦貯蓄銀行(Caixa)のリタ・セラノ頭取が3日、障害者が必要とする車椅子などの購入、保守のための新たな融資を始めると発表したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。

新たな融資開始は、全国障害者権利審議会(Conade)の新委員達の就任式で発表された。セラノ氏によると、新たな融資は今月中に導入され、車椅子や義手、義足、補聴器その他の支援技術製品やサービスの購入、保守、修理のために5千~3万レアルを貸与するという。支援対象サービスには家や車の改修も含まれている。
融資の利用は連邦貯蓄銀行の窓口で直接申し込むことができ、返済期間は最大60カ月(5年間)だ。返済利息は、月収が5最低賃金までの人は年6%、5~10最賃の人は7・5%だという。
Conadeは政府側委員18人、民間団体などからの委員18人からなる。3日は11省庁の代表や補欠の委員と、全国障害者の親と友人の会連合(Apaes)の補欠の委員1人が就任した。
同日は、障害を持つ人達による普遍的な健康上の権利へのアクセス拡大のためのオズワルド・クルス財団(Fiocruz)国立公共衛生学校との技術協力協定(ACT)に、シルヴィオ・アルメイダ人権相が署名。同相は教育、健康、市民権、アクセシビリティにおける行動統合のための「制限なき回復計画」再開と、障害の生物心理社会的評価に関するワーキンググループの創設も発表した。