ルーラ、鉱山動力相の発言を否定=PBの燃料価格政策の変更
ルーラ大統領(労働者党・PT)は6日、アレッシャンドレ・シルヴェウイラ鉱山動力相(社会民主党・PSD)が5日に発言した、ペトロブラスの価格政策の即時変更の可能性を否定した。6日付フォーリャ紙サイト(1)が報じている。
これは、シルヴェイラ鉱山動力相が5日にグローボ局のインタビューに応えて行った発言に関するものだ。
同相はこの日、ペトロブラスが燃料価格決定に「内部競争価格(PCI)」と呼ばれる新方式を導入すると発言した上で、「これによって燃料価格は1リットルにつき0・25レアル下がることになる」と発言していた。この発言はペトロブラスの関係者を困惑させていた。
ルーラ大統領は6日、メディア関係者との朝食会の席で、シルヴェイラ氏の発言は「寝耳に水」と発言。「価格設定の基準を変えるなら私が会議を開くことになるが、現時点ではまだ、討議されていない」と語った。
だが、ルーラ氏は現在ペトロブラスが採用している価格政策の輸出平価価格(PPI)を変更する必要性は説いている。価格政策の変更は同氏の大統領選キャンペーンの際からの主張で、朝食会でも、エネルギー政策に関する審議会を開催する意向を表明した。
シルヴェイラ鉱山動力相は価格政策変更について語った際、「ペトロブラスは国に奉仕すべきだ」と主張し、燃料価格値下げを訴えていた。