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ラヴァ・ジャット=タクラの訴え、最高裁管轄に=レヴァンドウスキー判事が決定

2023年4月12日

 リカルド・レヴァンドウスキー最高裁判事は10日、タクラ・ドゥラン氏がラヴァ・ジャット作戦担当判事だったセルジオ・モロ氏と検察主任だったデルタン・ダラグノル氏に対して行った告発に関する審理の管轄を最高裁とすることを決めた。10日付G1サイト(1)などが報じている。 これは2016年当時、建設大手オデブレヒト社の弁護士を務めていたタクラ氏が、モロ氏と近い関係にある弁護士から「報奨付付言に応じ、500万レアルを支払うよう命じられた」とし、それが逮捕を免除するためのラヴァ・ジャット捜査班からの恐喝であり、迫害だったと訴えた件だ。タクラ氏は頭金の支払いを証拠の提示とともに行っている。
 タクラ氏の供述を聞いたパラナ州連邦地裁のエドゥアルド・アッピオ判事は、現在のモロ氏は上議、ダラグノル氏は下議ということで、同件の管轄を最高裁に回した。モロ氏はこの直後、「同件が起きた時は地裁判事で、最高裁での審理は不適切」と訴えていた。
 だが、レヴァンドウスキー判事は最高裁の管轄とすることを決めた。その理由は連邦検察庁が行った「モロ氏に裁判特権がある時期もこの件に関与していた疑いがある」との判断ゆえだった。検察庁は、モロ氏が法相時代にタクラ氏の訴訟に関して干渉行為を行った疑いがあることを指摘していた。
 モロ氏はレヴァンドウスキー判事の判断を不服とし、再度訴える構えを見せている。


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