リオ・グランデ・ド・スル州=学校襲撃未遂の少年逮捕=14歳、犯行直前に判明
11日、リオ・グランデ・ド・スル州の海岸部で学校襲撃計画を立てていた疑いのある14歳の少年が逮捕された。12日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
現場となったのは同州北海岸部にある人口6700人のマキネー市で、11日夜、市警や軍警が行った捜査により、襲撃計画の容疑で逮捕された。
少年の自宅からネオナチ関係の物が大量に発見されたため、少年の両親も現行犯逮捕された。罪状は「ナチスや犯罪組織を容認する言動の遂行」だった。
3人は同州カポン・ダ・カノア市の警察署に連行され、両親は12日の午後、収監前の親権審問を受けることになった。また、少年はテロに類する犯罪行為で身柄を拘束されており、同州検察局は12日に裁判所に入院許可を求める意向だ。
リオ・グランデ・ド・スル州市警の捜査班主任によると、今回の件はパラナ州の市警からの通達で明らかになったという。パラナ州では11日に別の少年が逮捕されており、捜査を行っているうちにその少年と今回逮捕された少年がつながっていたことがわかったという。警察によると、パラナ州の友人が逮捕されたことを知った少年は、犯行を早めて12日に実行しようとしていたという。
また、少年の所持品の中には、3月27日にサンパウロ市西部ヴィラ・ソニアで女性教員を殺害した少年が着用したのとよく似たフェイス・マスク(覆面)があったという。
なお、11日朝はゴイアス州サンタテレーザ・デ・ゴイアスで州立校が襲撃され、生徒3人が負傷する事件が起きている。