サントス米国下議、26年の下議選再出馬宣言=経歴詐称の騒動の最中
米国の下議選で当選したが、複数の経歴詐称が問題となり、下院倫理委員会の調査対象となっている米国の伯人2世下議のジョージ・サントス氏(共和党)が2026年に再選を目指す意向であることを明らかにした。17日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
サントス氏はこの日、再選に出馬する意向をネット上で表明。自らを「戦士」と称し、「左派が極端な政治を行い、経済が犠牲となって、ワシントンが解決不能に陥っている」「地域や国が党派に関係なく独立するために、恐れることなく戦う戦士が私たちには必要だ」と発言した。
サントス氏は昨年の下議選のニューヨーク選出区で初当選し、1月に1期目を迎えた。だが、就任前から、ニューヨーク大学に進学し、「ゴールドマンサックスに勤務」という学歴や職歴の訴訟、「祖父母はナチスの迫害から逃れたウクライナ系ユダヤ人」という出自の虚偽、所有していると主張する動物愛護の非政府団体不在、「共和党初の同性愛者議員」と触れ込みながら過去に女性との婚姻記録があるなどのことが米国メディアに次々と報じられた。
また、選挙資金の不正使用などの嫌疑もかかっているが、サントス氏自身は一連の疑惑や告発を否定する姿勢を見せていない。