ブレナン容疑者=アラブからの国外退去命令=強姦容疑など5件で拘束命令
アラブ首長国連邦の伯国大使館は、同国に逃亡中の伯国企業家ブレナン容疑者(42)の身柄引き渡しの許可を得た。同氏はモデルへの暴力など、8件で起訴されており、5件で一時拘束命令が出ている。26日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
ブレナン容疑者は昨年9月、モデルのアリニー・エレナ・ゴメスさん(27)への暴行容疑で起訴される直前にアブダビに逃亡。1カ月後に一時逮捕されたが、その後に釈放され、同地に滞在し続けている。
だが、その後も他の女性たちから刺青を入れることを強要したことや複数の強姦などで訴えられ、一時拘束命令は合計で5件に上っている。正式に被告となっているのは8件だが、訴えを起こした女性は少なくとも15人に及んでいる。
ブレナン容疑者自身はこれらの訴えを「でっち上げ」だと主張し、アリニーさんの件に関しても、「喧嘩をふっかけてきたのは向こうだ」として無実を主張している。
ブレナン容疑者はペルナンブッコ州レシフェに本拠を置く、地元では有名な医療企業の相続者として知られ、ネット上ではかねてから、その豪勢な暮らしぶりや自身が所有している銃を誇示する行為などが知られていた。