虚報規制法案=マスク氏が驚き示す返信=ブラジル保守派議員のツイートに
【既報関連】25日に下院で緊急審議することが承認されたフェイクニュース対策法案に関し、ツイッター社の経営者であるイーロン・マスク氏が同法案の存在を知り、驚きの反応を見せた。26日付フォーリャ紙(1)が報じている。
この反応は25日、保守派のニコラス・フェレイラ下議(自由党・PL)がマスク氏に宛てたツイッター投稿によって起こった。
このツイートの直前、下院では238票対192票の結果で、同法案を緊急審議することが決まっていた。投票は来週、行われる見込みだ。
ニコラス氏は英語で「ブラジルの議会がSNSのプラットフォームを国から追い出そうとしている。言論の自由が深刻な危機にある。この検閲法案は共産主義の政党が掲げたものだ。我々はブラジルを中国にしてはならない」と書いた。
マスク氏はこれに対し、ただ一言「!」と書いて返答した。
同法案ではプラットフォームのブラジルからの追放には触れておらず、原案は保守派の民主社会党(PSDB)の議員が出したもの。緊急審議は国民の要望で決まったことだ。
マスク氏は保守派の主張する「言論の自由」の支持者として知られており、ツイッター買収の際にその点で反対する声も目立っていた。