《特別寄稿》森の記憶3=ブラジル初の永住志向イグアッペ植民地=サンパウロ市 醍醐麻沙夫
明治の男子、青柳郁太郎を突き動かす情熱

イグアッペ植民地を建設した中心人物は青柳郁太郎(いくたろう)である。彼をつき動かしていた情熱は「日本人は海外に発展せざるべからず」(発展せざるをえない)という明治の若々しいテーゼだった。
明治40年ごろ、北米の黄禍論に暗い思いを抱いていた海外発展論者たちにとって、杉村濬(すぎむらふかし)ブラジル公...
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