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《特別寄稿》森の記憶3=ブラジル初の永住志向イグアッペ植民地=サンパウロ市 醍醐麻沙夫

2023年5月5日

明治の男子、青柳郁太郎を突き動かす情熱

青柳郁太郎(『南米日本人写真帳』、永田稠、日本力行会、1921年)
青柳郁太郎(『南米日本人写真帳』、永田稠、日本力行会、1921年)

 イグアッペ植民地を建設した中心人物は青柳郁太郎(いくたろう)である。彼をつき動かしていた情熱は「日本人は海外に発展せざるべからず」(発展せざるをえない)という明治の若々しいテーゼだった。
 明治40年ごろ、北米の黄禍論に暗い思いを抱いていた海外発展論者たちにとって、杉村濬(すぎむらふかし)ブラジル公...

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《特別寄稿》森の記憶3=ブラジル初の永住志向イグアッペ植民地=サンパウロ市 醍醐麻沙夫 | 南米の鼓動をキャッチ! ブラジル日報