日本祭りに郷土紹介エリアを新設=3月度県連代表者会議
ブラジル日本都道府県県人会連合会(県連、市川利雄会長)は3月30日、サンパウロ市リベルダーデ区のブラジル日本文化福祉協会ビル5階県連会議室にて3月代表者会議を行った。会議では第24回県連日本祭りの準備状況報告や2月度会計報告、県人会新会長挨拶、第54回ふるさと巡り旅程説明などが行われた。
第24回県連日本祭りの準備状況報告では、都道府県文化エリア「都道府県スペース」の設置が発表された。408平方メートルに及ぶスペースに各都道府県を紹介するワークショップ、プレゼンテーションブースが並ぶ。29県人会が参加表明している。
市川会長は全体の準備状況について「順調」としつつも、ブラジルの経済状況から来場者減が懸念されていると話した。運営への若年者参加を促すため、若年者団体向けに販売用スタンドを提供する案も発表された。
2月度会計報告では総計139万3153・57レアルの黒字が報告された。
新任県人会長挨拶では、石川県人会の武部清美エリーナ会長、広島県人会のエウゾ・シゲタ会長、福井県人会の西村ジュンコ会長、鳥取県人会のハツミ・イトウ・チダ会長、福岡県人会のウィルソン・イケダ会長が登壇した。
8月実施予定の「第54回移民のふるさと巡り」の旅程概要が旅行会社「クイックリー・トラベル」の文岡正樹セルジオ氏から説明された。今回のふるさと巡りでは8泊9日の旅程で、カナダ・バンクーバー市と米国ワシントン州シアトル市を訪れ、日系団体や日本移民の歴史を巡るという。