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中銀経済活動指数=第1四半期は2・41%増=市場の予想上回る伸び記録

2023年5月20日

月毎のIBC‐Brの推移(19日付Valorサイトの記事の一部)
月毎のIBC‐Brの推移(19日付Valorサイトの記事の一部)

 中銀が19日、第1四半期の経済活動指数(IBC‐Br)は前期比(季節調整後)で2・41%成長したと発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)が報じた。同指数は工業、商業、サービス業、農業に税収を加えて算出され、地理統計院(IBGE)が発表する国内総生産(GDP)の先取り指数とされる。また、経済基本金利(Selic)の調整資料でもある。

12カ月間のIBC‐Brの推移(19日付Valorサイトの記事の一部)
12カ月間のIBC‐Brの推移(19日付Valorサイトの記事の一部)

 3月は前月を0・15%下回る147・09ポイントだったが、昨年同月比(季節調整なし)では5・46%成長した。月別指数は昨年8月から下降傾向にあったが、昨年12月は上昇。1月は安定し、2月は増えたが、3月は下がった。
 第1四半期は前期比で2・41%、昨年同期比(季節調整なし)では3・87%成長。2月までの3カ月間では1・03%、3月までの12カ月間は3・31%の成長だった。Selicが年13・75%で維持され、連邦政府が苦言を呈す中でも四半期と12カ月間の数字は市場の予想を超えており、好感を得た。GDPの発表は6月1日だ。
 なお、19日付アジェンシア・ブラジル(3)によると、IBGEは同日、3月の工業生産は調査対象の15地域中11地域で成長したと発表した。全体の成長率は前月を1・1%上回り、麻州9・3%やアマゾナス州8・7%、ペルナンブコ州8・1%が高率だったが、真の意味の牽引車は、工業比率が高く、5・6%成長した南大河州だった。南大河州での牽引車は自動車製造と石油産業だった。
 それ以外の成長州と成長率はバイア5・6%、パラー4・3%、セアラー4%、ミナス1・5%、リオ0・7%、聖州0・2%で、北東部も6・8%成長したが、エスピリトサント、サンタカタリーナ、ゴイアスにパラナは縮小した。
 ただし、12カ月間累計での成長は6地域のみで、9地域は縮小している。
 18日付アジェンシア・ブラジル(4)(5)は4月に発表された第1四半期の失業率(7・9%から8・8%に上昇)に関し、連邦自治体別に見ると27中16で上昇したことや3月の失業率最大はバイア州の14・4%、最小はロンドニア州の3・2%だったこと、女性や黒人系の失業率が高かったことを報じている。


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