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鳥インフル=リオ市でも感染した渡り鳥=チリでは大量の動物の死体も

2023年5月30日

チリの海岸に打ち上げられた海洋動物を回収する調査員(Divulgação/Sernapesca)
チリの海岸に打ち上げられた海洋動物を回収する調査員(Divulgação/Sernapesca)

 【既報関連】リオ州政府が27日夜、同州では3例目となる鳥インフルエンザ(H5N1)に感染した野生の渡り鳥が見つかったと発表したと28日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
 鳥インフルに感染した渡り鳥(3例目)が見つかったのはリオ市のゴヴェルナドール島で、農務省によると、渡り鳥が鳥インフルに感染しているか否かを確かめるためのサンプルが採取されたのは23日だという。
 州政府は、動物の回収に協力した人達(3人)は州保健局健康監視戦略情報センターとリオ市保健局が監視していると付け加えた。ただし、3人共、インフルエンザの症状は呈していないため、検査用のサンプルは採取していないという。
 これまでの2例は州北部のサンジョアン・ダ・バラとラゴス地方のカボ・フリオで見つかったもので、リオ市での発見は初めてだ。感染例は皆、野生鳥のシマアジサシだ。
 鳥インフルはパンデミックを伴う人畜共通感染症であるため、22日には農務省が動物衛生上の非常事態を宣言。州の農畜水産供給局も先週、鳥インフルを早期発見し、家禽類や野性鳥類、外来鳥類への蔓延を阻止するための管理措置確立のための緊急時対応計画を発表している。
 なお、25日付G1サイト(2)によると、チリでは既に北部海岸中心に哺乳類も含む海洋動物9千匹が鳥インフルで死亡している。死亡した哺乳類はオットセイ、フンボルトペンギン、ラッコなどで、国内16地域中12地域で発生・死亡が確認されているという。


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