アトレチコ・ミネイロ=銀行口座差し押さえ処分に=ロナウジーニョへの負債で
サッカー全国選手権1部の名門アトレチコ・ミネイロが5月31日、地裁の命令により。銀行口座の凍結処分を受けた。名選手ロナウジーニョが2014年の退団時に未払いだった給与や肖像権などの支払いに関して、2021年に結んだ合意が昨年末から実行されていないために起きた措置だ。同日付グローボエスポルテ(1)(2)が報じている。
今回の命令は、ロナウジーニョに対する440万レアルの支払い遅延に関するものだ。ミネイロ側は、今回の地裁の判断は事前に決められたもので、特に驚いてはいないとの声明を出している。
アトレチコ・ミネイロは2000年代に欧州で活躍したロナウジーニョが国内リーグ復帰の2チーム目として選んだチームで、2012年に移籍。翌2013年にはリベルタドーレス杯優勝にも貢献していた。
だが2014年にロナウジーニョが退団すると、未払いの給与などの問題が起こった。これに関しては2021年に返済計画が決まり、23年10月20日までをめどに計840万レアルが支払われることになっていた。だが、昨年11月からは支払いが止まっており、現時点では400万レアルしか支払われていない。
ロナウジーニョは7月16日に開催されるアトレチコ・ミネイロの公式行事に参加することが発表されているが、それに関しても不安が生じている。