シルヴィオ・サントス=番組放送60周年記念も=番組の看板の本人出演せず
4日、STB局の老舗番組「プログラマ・シルヴィオ・サントス」が放送60周年の記念特番を放送した。だが、そこに司会のシルヴィオ・サントス氏(92)の姿はなかった。4日付メトロポレス(1)などが報じている。
シルヴィオ・サントス氏はブラジルのテレビ草創期から活躍するテレビ司会者で、ブラジル芸能界の重鎮として知られているだけでなく、SBT局の社主でもあり、国内を代表する富豪として社交界、財界でも大きな存在だ。
この日は同氏の看板番組の60周年を記念する放送だったが、本人の姿はなく、司会は娘のパトリシア・アブラナヴェルが行った。
番組には、SBTの本社のあるサンパウロ州で長く知事を務めてきたジェラルド・アルキミン副大統領が駆けつけ、シルヴィオと番組への賛辞を送り、パトリシアが感極まって涙する姿も見られた。なお、この放送は先月30日に収録されている。
記念番組に本人が出演しなかったため、重病説もささやかれているが、SBT側の説明では「本人が自画自賛を嫌がったため」と説明している。