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サンパウロ州=女性の死はダニ熱と判明=恋人と同じ日に発症、死亡

2023年6月14日

 8日に亡くなった恋人同士のカップルのうち、女性の方がダニ熱に侵されていたことが判明した。13日付フォーリャ紙など(1)(2)(3)が報じている。
 サンパウロ市在住の歯科医のマリアナ・ジョルダノさん(36)とサンパウロ州ジュンジアイー在住のレースカー運転手のドウグラス・ペレイラ・コスタさん(42)は共に、3日に発症して入院。それぞれ8日に亡くなっていた。
 この一件は話題を呼び、死因特定が待たれていた。サンパウロ市アドルフォ・ルッツ研究所がマリアナさんの生体サンプルを分析した結果、ロッキー山紅斑熱、別名「ダニ熱」であることが判明した。
 彼女の死因としてはダニ熱、デング熱、レプトスピラ症の可能性が疑われていた。ドウグラスさんのサンプルはまだ分析中で、死因は特定できていない。
 ロッキー山紅斑熱は米国のロッキー山脈で主に症例が見られることからこの名前が付いた。リケッチと呼ばれる病原体をもつダニに咬まれて感染するダニ媒介感染症で、主な症状は高熱と激しい頭痛に嘔吐、下痢、腹痛や筋肉痛などで、手足などから現れ始めた紅色で少し盛り上がった発疹(班丘疹)が体の中心部に向かって多発する。部位によっては点状出血も伴う。
 マリアナさんとドウグラスさんは5月27日にサンパウロ州カンピーナスのフェイジョアーダ・ド・ローザに立ち寄っており、その翌週はミナス・ジェライス州のモンテ・ヴェルデを訪れていた。発症は3日で、翌4日に帰宅後、入院したが、2人共、8日に亡くなった。


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