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エスピリトサント州=コーヒー収穫中の事故増加=目の負傷に注意呼びかけ

2023年6月27日

2度の事故の後、バイザーを使用し始めたアントニオ氏(21日付G1サイトの記事の一部)
2度の事故の後、バイザーを使用し始めたアントニオ氏(21日付G1サイトの記事の一部)

 コーヒーの収穫の時期到来で、エスピリトサント州では収穫作業中の事故が増えていると21日付G1サイト(1)が報じた。
 ケガの中で最も多いのは目に関するもので、重大なケガにつながる可能性があるため、個人用の防護具を使用することの重要性が強調されている。
 一例は同州北西部サンドミンゴス・ド・ノルテ市在住のアントニオ・モスシェン氏だ。同氏は2週間足らずの間に2度、コーヒーの剪定中に事故に遭い、目を負傷した。
 最初は低い場所のコーヒーの剪定作業を行っていた時で、その時は軽傷で済んだが、2度目はコーヒーの種で右目を強く打ち、大量出血したため、医者に行く必要が生じた。医師は診断後に点眼薬と抗生物質を投与したという。同氏は約10日間、点眼薬を使う必要があったため、その後は防護具のバイザーを使い始めたという。
 眼科医のミルトン・モラエス・フィーリョ氏は、収穫の時期には同様の事故が増え、1週間に3~4件の緊急対応が迫られることもあると証言。大半は小枝や葉っぱ、コーヒーの皮、砂などの異物が目に入る事故だが、枝が細胞の表面を傷つけた後、細菌や真菌による角膜炎を引き起こすこともあるという。角膜炎の治療には数週間かかることがあり、事故回避は重要課題だ。
 また、稀ではあるが、枝が目に突き刺さり、緊急手術を行う必要が生じる例もあるという。
 労働衛生の専門家のエデニルトン・ソウザ氏は、コーヒーに限らず、収穫作業中はバイザー、長靴、手袋、マスクといった全身用の防護具を使う必要を強調。コーヒーの収穫は手作業で、高所の枝を手で引っ張って収穫した後に手を離したら、跳ね返った枝が目にあたったり、葉っぱが目に入ったりといったトラブルも起こり得る。化学物質を吸引したりしないためのマスクや、石やガラス片などを踏んでケガをするのを避けるための長靴なども併用するよう勧めている。
 農村部ではバイザーや長靴、帽子、手袋、シャツ、ズボン、エプロン、マスクなどを含む防護キットを販売している店もあるので、利用するとよい。


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