サンパウロ市地下鉄6号戦=掘削が原因で陥没発生=昨年に次いで又しても
24日、サンパウロ市北部の地下鉄工事現場で、大型掘削機(タトゥゾン)の通過後に道路の陥没が生じた。タトゥゾンによる工事では昨年も同様の陥没事故が起きている。同日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じている。
陥没が発生したのはサンパウロ市地下鉄6号線建設予定地である北部フレゲジア・ド・オー区で、ミゲル・コネジョ大通り850番付近は通行禁止となった。
6号線の工事を担当する企業共同体リーニャ・ウニは声明で、「この陥没は掘削機ツネラドーラ・ノルテによって引き起こされたもので、地盤が脆弱なところでは起こり得るものだ。通行禁止措置は事故を予防するためにとられた」と語っている。
この陥没により、ミゲル・コネジョ大通りのマテウス・レオン街付近が通行止めとなり、マテウス・レオン街やボニファーシオ・クバス街方面への迂回を余儀なくされた。それに伴い、その近辺を走るバス8路線もルートを変更しなくてはならなくなった。
リーニャ・ウニは「通行止めは一時的なもの」としている。
サンパウロ市地下鉄6号線でタトゥゾンといえば、2022年2月にも、西部マルジナル・チエテ沿いのサンタマリーナ駅の建設現場付近で下水管が破損して大陥没が発生。マルジナルが一時的に通行不能となった上、タトゥゾンも水没して完全にさび付き、工事再開までに6カ月を要した。