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グーグル、「バード」をブラジル仕様に=Bingの失敗に学び現地適用

2023年7月14日

 グーグルは米国と英国で発売された4カ月後に、AI(人工知能)チャットボット「バード」のサービスをブラジルや欧州など27カ国で開始したと、13日付エスタード紙サイトなど(1)(2)(3)が報じた。この遅れの原因の一つは、最近起きた裁判が関係していると報じられている。
 6月22日付UOLサイト記事によれば、ブラジルでは、マイクロソフト社BingのチャットボットAI(人工知能)が、ある医者が100件のセクハラ行為に関わっているとの誤報を出したため、法的問題に発展したばかり。この誤報は同医師が今年、BingのAIで自分の名前を検索した際、偶然に発見された。
 サンパウロ州バウルー第7民事裁判所によるこの裁判の判決は、AIによって引き起こされたエラーに対する企業の責任を問う最初の訴訟となる可能性が非常に高いと報じられている。そのような問題が今年起きたため、グーグルは前もって対処していたといわれる。
 このチャットボットは、ブラジルのポルトガル語とその文化が持つニュアンスなどを学ぶために、言語校正担当、立法者、規制当局、その他の専門家によって3カ月間の現地適用トレーニングを施していたという。


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