site.title

7月貿易収支=統計開始以来で最高記録=90億3500万ドル黒字

2023年8月3日

7月の貿易収支の推移(1日付G1サイトの記事の一部)
7月の貿易収支の推移(1日付G1サイトの記事の一部)

 商工開発サービス省が1日、7月の貿易収支は輸出290・62億ドル、輸入200・27ドルで、昨年同月比で68・7%増の90・35億ドルの黒字を計上。黒字額は7月としては新記録と発表したと同日付G1サイトなど(1)(2)(3)(4)が報じた。
 営業日あたりの金額は輸出が昨年同月比で2・6%減、輸入は同18・2%減だった。今年の累計黒字も541億ドルで、1989年の統計開始以来の新記録を更新した。
 7月の輸出量は14・1%増えたが、平均単価が14・2%低下し、輸出額が減少。輸入は量が2・7%減り、平均単価も14・8%減じて、額が急減。部門別に見ると、農業は量が26・7%増えたが平均単価が18・7%下がり、1・8%増。工業は量が1・9%増えたが、平均単価が6・3%減じて4・9%減。鉱業は量が31・5%増も、平均価格が26%減じて2・6%減少した。
 輸出額減が目立つのは未挽トウモロコシ7・3%、蜂蜜69・1%、未挽コーヒー豆12・6%など。コーヒー豆は量も減少したが、それ以外の品は平均価格低下で輸出額が減った。大豆は輸出量が31・9%増え、平均価格が21・9%落ちた中でも輸出額が3・2%伸びた。
 鉱業も、鉄鉱石と精鉱の輸出額が15・9%、銅鉱石と精鉱が同11%減少。どちらも輸出量は増えたが、平均単価低下で輸出額が減じた。原油は平均単価が35・7%減じたが、輸出量が68・2%増え、輸出額が8・2%増えた。
 工業製品輸出額は、燃料で32・3%、牛肉(生、冷凍、冷蔵を含む)で30・4%、鉄の半製品や鉄鋼で27・1%減と軒並み減少した。
 輸入額減は、農産物が未挽小麦とライ麦42・4%、未挽大麦61・1%、未挽トウモロコシ47・3%、鉱業製品が天然ガス28・6%、その他の鉱石と卑金属精鉱20・9%、非凝集石炭7・1%、工業製品では有機・無機化合物、肥料や化学肥料64・8%など。肥料の輸入額は、量が16・6%減り、平均単価が57・7%下落した結果だ。
 国別輸出額は中国と香港・マカオが14・2%増の91・2億ドル、EUが25・4%減の34・4億ドル、米国が3・0%減の32億ドル、アルゼンチンが16・4%増の16億ドル。輸入は中国と香港・マカオが20・7%減の42・6億ドル、EUが0・8%減の39・8億ドル、米国が30・4%減の33・5億ドル、アルゼンチンが2・5%減の10億ドルだった。
 連邦政府は年間の黒字予想額を4月時点の841億ドルから847億ドルに引き上げたが、市場は660億ドルと見ている。


最高裁=不貞理由の女性殺人を犯罪に=中世的男性優位論に違憲判決前の記事 最高裁=不貞理由の女性殺人を犯罪に=中世的男性優位論に違憲判決1月8日調査委員会=クーニャ氏「襲撃可能性事前に伝えた」=諜報機関副長官が証言=大統領府の情報共有は?次の記事1月8日調査委員会=クーニャ氏「襲撃可能性事前に伝えた」=諜報機関副長官が証言=大統領府の情報共有は?
Loading...