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エスクード作戦=保安局長が拷問虐殺を否定=「カランジルー以来の死者数」

2023年8月5日

 7月28日から始まり、これまでに少なくとも16人の死者が出ている聖州海岸部での軍警、市警合同のエスクード作戦に関し、聖州保安局のギリェルメ・デリッテ局長は、噂されている警察による粛清説を「憶測にすぎない」と否定した。2日付メトロポレス(1)などが報じている。
 7月27日に起きた軍警特別部隊のパトリキ・レイス氏殺害事件の犯人を追って始まったエスクード作戦は、グアルジャー、サントスの両市で展開されている。4日午前中までに128人を逮捕しているが、それと同時に少なくとも16人の死者も出ている。
 同作戦に関しては、作戦開始当初から警察による拷問や粛清が行われているという近隣住民からの目撃情報が多数上がっており、住民による抗議行動も起きている。
 デリッテ局長は2日の下院の土地なし農民運動(セン・テット)の議会調査委員会(CPI)に召喚され、サミア・ボンフィン下議から「1992年のカランジルー刑務所事件以来の、聖州では二番目の規模の犠牲者が出ている。警察が殺害すべき証拠も上がっていないのだが」との質問を受けた。だが、同局長は「調査の結果によれば、警察による虐待も暴力も起きていない」「タルシジオ・デ・フレイタス聖州知事は犯罪組織に立ち向かう勇気がある」と答えた。
 カルタ・カピタル(2)によると調査団体クエストが調べたところによると、7月27日から8月1日までにネット上で行われたエスクード関連の調査では、81%が否定的な反応を示していたという。
 またテラサイト(3)によると、犠牲者の多くが黒人であることから、黒人運動団体が3日に聖市中央部の保安局前で抗議活動を行っている。さらにアジェンシア・ブラジル(4)によると、人権省や連邦議員、人権擁護団体は4日、同作戦の即刻停止を要請している。


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