ペトロブラス＝第２Ｑは約２５％の減益＝国際的な原油価格変動で

　３日、ペトロブラスは第２四半期に２８８億レアルの収益をあげたと発表。第１四半期から約２５％減となった。３日付アジェンシア・ブラジル（１）が報じている。
　ペトロブラスは第１四半期に３８２億レアルの収益を上げていたことから、今期の収益は前期比で２４・６％減を記録したことになる。主な原因はブレント石油価格の変動で、国際的な原油やディーゼル油の価格が前期と比べ、４０％以上下落した上、運営経費も減収の原因となったという。
　ペトロブラスは第２四半期に、前期比で３１％増、前年同期比で５・５％増となる３２億ドルの投資を行っている。この投資は主にサントス沖の岩塩層下（プレ・サル）油田に対して行われたが、同時に、サジターリオ油田南西部、アグア・マリーニャ油田、ノルテ・デ・ブラーヴァ油田の契約に対するボーナスの支払いのためにも利用されたという。
　ジャン・パウル・プラテス総裁は今期の実績に関して、「財政的にも業務的にも堅調」で、「今はもちろん、将来に目を向け、公正なエネルギー転換に対応し、ペトロブラスとブラジルの将来のために投資をしていきたい」と語っている。