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武田製薬=SUSでの適用認可申請=デング熱用のワクチンで

2023年8月10日

 ニジア・トゥリンダデ保健相が9日、武田製薬がデング熱用ワクチン「Qdenga」を統一医療保健システム(SUS)でも適用できるよう申請を出していることを認めたと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
 このことは下院の金融検査管理委員会の公聴会で明らかにされた。同相によると、武田製薬は血液製剤や生物化学が専門のブラジル企業エモブラス社とも協力しており、保健省も同社との対話を維持しているという。
 国家衛生監督庁(Anvisa)は3月、過去の感染歴には関係なく、4~60歳の人を対象にQdengaを使用することを認めたが、現在は民間の医療施設でしか使えないため、デング熱の感染地域や、既に感染経験があり、再び感染すると重症化するリスクの高い人たちからはより広範に利用できるよう望む声が出ていた。
 ニジア保健相によると、武田製薬は今月2日に同ワクチンをSUSでも適用できるようにするための正式申請を行っている。これにより、同件はSUSへの技術取り込みのための全国委員会(Conitec)で検討、分析されることになる。
 保健相は、デング熱はブラジルの公衆衛生上の問題で、自分自身もオズワルド・クルス財団(Fiocruz)で40年間、最高の専門家と共に研究してきたとした上で、デング熱の流行には環境的な要因があり、気候変動によってブラジルでも状況が悪化しており、新しいワクチンは不可欠との見解を明らかにした。
 Qdengaは3カ月の間隔を置いて2度適用する必要があり、有効率は、一度も感染したことのない人で66・2%、感染経験があれば76・1%とされている。


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