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UOLスクープ=元道路警察長官が大統領府へ=決選投票当日、前法相と共に=ルーラ派投票妨害疑惑深まる

2023年8月11日

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 9日に逮捕された連邦道路警察(PRF)元長官のシルヴィネイ・ヴァスケス容疑者が昨年の大統領選の決選投票日に、アンデルソン・トレス法相(当時)とともにボルソナロ大統領(当時)を訪れていたことがわかった。シルヴィネイ容疑者の逮捕の決め手となった、選挙高裁から禁止されていたPRFによる取締りを強行した後のことだった。
 これは9日、UOLサイトの独占スクープ(1)で明らかになった。それによると、昨年の10月30日、シルヴィネイ容疑者はトレス前法相と共に16時31分に大統領官邸を訪れており、17時20分に、二人共、官邸を後にしていたという。
 これはUOLが、大統領府安全保障室(GSI)の記録を調べて明らかになったものだ。ボルソナロ氏はまた、このことに関する声明を出していない。
 このスクープは、9日朝のシルヴィネイ容疑者逮捕を受け、同日午後に出された。連邦警察はその間、同容疑者の逮捕の理由を発表している。それは、法務省情報局長だったマリリア・フェレイラ・ダ・アレンカール氏の携帯電話から、ルーラ氏が一次投票で75%以上の得票を記録した北東部の市の地図が出てきたことだった。
 シルヴィネイ容疑者は取締りに先立つ幹部会議の席で、この地図に該当する市の取締りを行うよう指示していたことが記録されており、それが一致したことになる。
 G1サイト(2)が報じるように連邦警察は今年の4月にも、マリリア氏が作成を依頼したとされる決選投票日の実施予定地の表などの資料をすでに入手していた。
 また、4日付ピアウイ紙(3)は、決選投票当日にシルヴィネイ容疑者がアレッシャンドレ・デ・モラエス選挙高裁長官に呼び出され、そこで危うく逮捕されそうになっていたと報じた。それによると、同容疑者はモラエス長官に対し、「私を逮捕するのか」と迫り、それに対し、同長官は「20分以内に道路を解除しないと、刑務所に行くだけだ」と返されていたという。
 9日付G1サイト(4)は、連警はこの地図の存在に関し、トレス氏が8日に三権中枢施設襲撃事件の両院合同議会調査委員会(CPMI)で行った証言に矛盾(虚偽)を感じている。同氏は、北東部でルーラ氏が75%以上の票を獲得した市の地図に関して、「そのようなものは見ていない」と語っていた。
 だが4月のG1サイトによると、バイア州のPRF支部長は、トレス氏が決選投票の1週間前に同支部を訪れ、決選投票当日に取締りを行う場所を指定していたことを認めている。この日のバイア行きは同氏の公務としても記録されていた。
 また、マリリア氏も今年4月、「地図の作成はトレス氏からの指示で行った」と連邦警察に証言している。
 こうしたことから、連邦警察がトレス氏に対して再度、事情聴取を行うことが確実視されている。
 なお、シルヴィネイ容疑者の身柄は9日の内にブラジリアに移されており、連邦警察は10日午後、同容疑者の事情聴取を行った。
 また、連邦議会のCPMIは、シルヴィネイ容疑者を再召喚する意向で、トレス氏とシルヴィネイ容疑者に対面証言を行わせることも考えている。
 トレス氏は10日も、連邦直轄区の三権中枢施設襲撃事件の議会調査委員会で証言を行っている。


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