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地域情報へのアクセス改善も=2670万人はニュース砂漠に

2023年8月11日

 ジャーナリズム発展のための研究所(Projor)作成の第6版「ニュース地図」によると、市内に報道機関が皆無の「ニュース砂漠」は2712市、地域情報を得られない人は2760万人と9日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。 一例は人口1万3500人のリオ・グランデ・ド・ノルテ州ウパネマで、教師のシモネ・ベゼラ氏(59)は子供や10代の若者が地元のニュース、特に教育や健康に関する情報にもっと接して欲しいと願っているが、実情は、市役所のウエブサイトか、55キロ先のモソロ市のラジオニュース、280キロ離れたナタル市の地元紙をインター版閲覧の三つの手段しかない。ベゼラ氏は子供や若者が興味を持つのはSNSのみと嘆いている。
 それでも、今年は地域情報を流す媒体が一つはある市が271増え、地元情報を流す媒体を失った市が15できたため、ニュース砂漠は8・6%減った。今年は地域情報用の媒体ありは2858市、ないが2712市で、2017年の統計開始後初めて、媒体のある市の方が多くなった。
 これはデジタルメディアの進歩と地元のラジオ局によるニュース制作が増えているためだという。ニュース砂漠ではなくなった北部の95市は大半が環境保護対象としてパッケージ化されており、デジタルメディア拡大が後押ししたという。
 質の高い情報は民主主義も強化するため、虚報と戦う意味でも、ジャーナリズムの成長を促す公共政策が大切だ。北東部は地元のメディア不足が著しく、ピアウイ州やリオ・グランデ・ド・ノルテ州は8割の市がニュース砂漠のままだという。


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