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エクアドル=ビジャビセンシオ「ボルソナロと相容れない」=ルーラのことは「泥棒」

2023年8月12日

 9日に射殺されたエクアドルの大統領候補だったフェルナンド・ビジャビセンシオ氏が生前にボルソナロ前大統領、ルーラ大統領の双方を批判していたことがわかった。10日付UOLサイト(1)が報じている。
 ルーラ大統領と懇意なラファエル・コレア元大統領の政敵だったこともあり、ブラジルでは前大統領三男エドゥアルド下議を始め、右派が積極的にビジャビセンシオ氏の死を追悼し、ルーラ氏批判を展開している。
 だが、ビジャビセンシオ氏は2018年以降、ボルソナロ氏に関し11回、ルーラ氏に関し9回のツイートを行っていたが、それらはすべて批判的なものだった。
 ビジャビセンシオ氏はボルソナロ氏に関して、「労働者党(PT)が史上最大の汚職を行ったことで生まれた産物にすぎない。私が彼と相容れるものなど、何もない」と語っていた。ビジャビセンシオ氏は常に、左派〜中道の政治家だった。同氏はまた、前大統領長男フラヴィオ上議のラシャジーニャ(幽霊職員による給与のキックバック)疑惑も批判していた。
 他方、ルーラ氏に関しては昨年の大統領選後、「ラヴァ・ジャットの泥棒が帰ってきた」と批判している。
 ビジャビセンシオ氏はラヴァ・ジャット作戦の熱心な支持者で、同国検察にも、「ルーラ氏とコレア氏とオデブレヒト社が2006年に行った会議の内容を調べて欲しい」などの依頼を行っていた。
 なお、11日付G1サイト(2)によると、エクアドルでは10日も別の政党の女性下議候補が武装した2人組に襲われる事件が発生。銃撃で車のフロントガラスが割れ、候補者もかすり傷を負ったが、犯人たちは逃走し、捕まっていない。


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