アマゾナス州=新エネルギー計画を発表=全国接続システムに統合

15日に発生した、25州と連邦直轄区に及ぶ大規模な広域停電の記憶が新しい中、アマゾナス州の電力システムを全国接続システム(SIN)に統合させることなどを盛り込んだ新エネルギー計画が発表され、連邦官報にも掲載されたと17日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
アマゾナス州エネルギー計画は持続可能性と再生可能エネルギー資源の強化を軸としており、現在は孤立しているシステムをSINに統合させることなどを目的に掲げている。
この目的に沿った入札や構造上の政策などを通じた、再生可能な資源によるエネルギー生成と貯蔵のための構造の設置、エネルギーの管理、効率化対策といった活動は、SINへの相互接続により、より多くの利益を得ると見られている。
計画全体の調整は鉱山動力省の責任で、電力調査公社(EPE)や国家電力庁(Aneel)、全国電力システム運営機構(ONS)、電力取引会議所(CCEE)が行った調査・研究を基にした具体的な目標などを提示しなければならない。また、国家エネルギー政策審議会(CNPE)が策定する目標を支援するためのパブリックコンサルテーションも実施される予定だ。
これらの目標は、十分な結果を得るために必要なリソースと、2030年の温室効果ガス排出量を提示するものでなければならない。
アマゾナス州エネルギー計画は鉱山動力省によって毎年評価されることになっており、孤立したシステムだった2022年にエネルギー生成のために使用した化石燃料の消費量をパラメーターとして使用する。