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123milhas=大手旅行代理店が突然発券中止=特売プラン巡り消費者が大混乱

2023年8月22日

販売停止の声明文(123milhas公式サイトより)
販売停止の声明文(123milhas公式サイトより)

 大手旅行代理店「123milhas」は18日、9~12月出発分の航空券の発券、及びパックツアーの販売をキャンセルすると突然発表した。この措置は、同社の特売プラン「PROMO」と呼ばれるフレキシブル(日程変更に対応可能)タイプで旅行商品を購入済みの消費者に大混乱を招いている。19日付CNNブラジルサイトなど(1)(2)(3)(4)が報じている。
 21日付G1サイト記事(5)によれば、この特売プランは、現在の市場価格からすれば3分の1程度の特価まである特別プロモーション商品だ。4月に同様のことがHurb旅行代理店でも起き、業界では持続不可能なビジネスモデルと噂されていた。パンデミック明けとなった昨年から航空券は大幅に値上がりし、今も高水準にある。宿泊施設料金も同様で、これらの高騰がこの特別プランに重くのしかかるようになったと報じられている。
 同社によると、影響が及ぶのは特別価格の「PROMO」商品を購入した顧客で、費用は「CDI(銀行間預金証書)レートの150%の金融補正を施したバウチャー(交換券)で全額を払い戻す」という。交換券は同社の他の商品購入に使用することができる。
 弁護士らは同件に関し、「123milhas」に対して法的手続きを早急に行うことを推奨している。消費者はキャンセルされた旅行の費用を補償させる権利を持っているという。同社からの購入分は現金でなくバウチャーとして返されるので旅行でしか使えず、しかも分割されて渡される予定。そのため消費者からは「お金で返して」との批判があがっている。
 法務省と観光省はこの問題について、「123milhas」社を調査すると発表。キャンセルの理由を明確にし、影響を受けた人を特定し、損害の補償を推進する調査を行うとしている。
 21日付インフォマネーサイト(6)によれば、仮想通貨による金融ピラミッドを調査する連邦議会調査委員会のアウレオ・リベイロ議長(連帯)はSNSで、「委員会で調査すべきだ」と問題視した。


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