運動選手への支援金支給=7215人に7870万レ

スポーツ省が21日、今後12カ月間にわたって「ボルサ・アトレッタ」と呼ばれる支援・奨励金を支給するための契約条件に署名した運動選手、7215人のリストを発表し、連邦官報に掲載したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
ボルサ・アトレッタは、オリンピックやパラリンピック、汎米大会などの国際大会を視野に置いた運動選手の育成や発掘などに用いられ、国際大会でメダルを狙える選手には月額(以下同)5千~1万5千レアル、五輪やパラ五輪の候補選手には3100レアル、それ以外の国際大会候補選手には1850レアル、国内レベルの育成選手には925レアル、ベースや学生選手には370レアルが支給される。
ボルサ・アトレッタは2005年に創設され、運動選手のレベルの向上などに貢献してきた。例えば、2021年のオリンピックでは、入賞した選手の90・4%がボルサ・アトレッタの受給者だった。パラリンピックでは、72個のメダルの内94・4%がボルサ・アトレッタ受給者によるものだった。
4月に公布された省令では今年の受給者は昨年比で20%増の7887人の予定だったが、21日は契約条件を定めた書類に署名した7215人の名前だけが発表された。
現時点での支援・奨励金の総額は7870万1750レアルだが、2023年度のスポーツ省の予算には、2024年はじめまでのボルサ・アトレッタの経費として1億2050万レアル強が計上されている。