ボルソナロが検査入院=連警から出頭要請の中
ボルソナロ前大統領が23日朝、サンパウロ市の病院に入院した。健康状態をチェックするための定期検査だという。同日付CNNブラジル(1)やジアリオ・ペルナンブッコ(2)が報じている。
ボルソナロ氏は現在、大統領時代に受け取ったサウジアラビアからの贈り物のロレックスの高級時計の転売疑惑の渦中にあり、事情聴取のために連邦警察に出頭するよう求められている状態だが、その矢先に、サンパウロ市ヴィラ・ノヴァ・スター病院に検査入院することとなった。
ボルソナロ氏の広報を担当するファビオ・ワインガルテン氏によると、今回の入院は2018年9月の大統領選キャンペーンの際にミナス・ジェライス州ジュイズ・デ・フォラで起きた刺傷事件で生じた消化器系諸器官の後遺症などを確かめるための定期検診で、焦点は腸管の癒着や蠕動、腹部ヘルニア、逆流などだという。
前大統領が所属する自由党(PL)のバルデマール・コスタ党首によると、ボルソナロ氏は24日に退院し、25日には聖州バレットスに向かうという。
前大統領は18日にも合計で約8万4千レアルをかけ、28本の歯の治療を受けたばかりだ。