ボルソナロ四男=24日朝に家宅捜査=武器違法購入計画へ関与か
24日、ボルソナロ前大統領の四男ジャイール・レナン氏が家宅捜査を受けた。サンタカタリーナ州でのガンクラブの武器の違法購入に関与した嫌疑が掛けられている。同日付CNNブラジル(1)やG1サイト(2)が報じている。
これは連邦直轄区市警による「ネクスム作戦」によるもので、連邦直轄区とサンタカタリーナ州を対象に、家宅捜査令状5件と逮捕令状2件が出ていた。
ジャイール・レナン氏はサンタカタリーナ州のバルネアリオ・カンボリウにある別宅とブラジリアの住居が捜査対象となった。ジャイール・レナン氏は別宅におり、携帯電話とハードディスクを押収された。同氏の弁護士によると、同氏は突然の家宅捜査に驚いていたという。
この捜査ではマシエル・アウヴェス・デ・カルヴァーリョ容疑者が逮捕されている。同容疑者はサンタカタリーナ州で名義上のみのガンクラブの経営者で、その立場を利用して武器を違法購入した嫌疑がかけられている。同容疑者は過去にも2度、捜査対象となっていた。もう一人のエドゥアルド・アルヴェス・ドス・サントス容疑者は逃亡中だ。
市警によると、これは集団犯罪で、詐欺、資金洗浄、脱税、偽造文書作成罪などに相当するという。
マシエル容疑者はジャイール・レナン氏の友人で、射撃の講師でもあった。ジャイール・レナン氏の弁護人は「教え子という以外は何の関係もない」として、犯罪への関与を否定している。