ヴィニとネイマール故障=W杯南米予選に不安要素
サッカー・ブラジル代表のヴィニシウス・ジュニオルが27日、右太ももの故障で全治4〜6週間との診断を受け、9月のW杯南米予選出場が危ぶまれている上、ネイマールにも故障欠場の可能性があると同日付グローボエスポルテ(1)が報じている。
ヴィニシウスは25日、スペイン国内リーグ「ラ・リーガ」の対セルタ・ヴィゴ戦の前半14分、ドリブルで上がった後に足を痛めて芝生に座り込んだ。大事をとって退場していた。
当初、怪我の症状は軽いと見られていたが、医師の診察では右太ももに浮腫ができており、全治4週~6週と、予想以上に重いものだった。レアル・マドリッドは28日に、より詳細な検査が必要との見解を表明した。
この診断だと、約2週間後の9月8日、12日に迫ったW杯南米予選のボリビア戦、ペルー戦への出場が危うくなる。
ヴィニシウスは23歳で、26年のW杯に向け、攻撃の起点となる左ウイングのレギュラーとして期待されている選手だ。
ヴィニの守備位置はもともとネイマールの馴染みの守備位置でもあるが、そのネイマールも移籍先のサウジアラビアのアル・ヒラルで、「筋肉の故障」を申し出たと報じられている。同チームのジョルジェ・ジェズス監督はネイマールに関して、「とても代表選に出られる状態ではない」と語っている。