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サンパウロ州=予防接種キャンペーン延長=インフルエンザ15日まで

2023年9月2日

予防接種を受ける人(Divulgacao)
予防接種を受ける人(Divulgacao)

 サンパウロ州保健局が8月31日、インフルエンザの予防接種キャンペーンを9月15日まで延長すると発表したと同日付G1サイト(1)が報じた。
 保健局によると、今年の1~5月には610万人が予防接種を受けたが、対象人口の90%という目標には程遠かったため、3カ月間期間を延長。6~8月の接種者は650万人で、計1274万7837人が接種を完了したが、それでも、7月末現在の接種率は47・1%。8月25日現在も49・5%だ。
 今年に入ってからのインフルエンザによる死者は241人で、昨年同期の275人よりも22・4%少ないが、感染者の数は、昨年同期の1691人から2543人にと50・3%増えている。
 保健局によると、8月25日現在の子供の接種率は38・5%、高齢者の接種率は57・2%だという。
 インフルエンザの予防接種は生後6カ月以上の子供から受けられる。発熱や筋肉痛などの副作用が出るケースは10%以下で、大半は初回接種の人だという。また、アレルギー反応は稀だという。
 妊婦は妊娠期間を通じて接種を受けられる。また、授乳中の人も避ける必要はない。専門家によると、妊婦にできた免疫は胎児にも受け継がれ、生後6カ月までの子供の60%以上が母譲りの免疫によって感染から守られるという研究結果が出ているという。


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