レザ・パトリア作戦=襲撃当日のバス提供者ら捜査=独立記念日前に民主主義擁護
5日、連邦警察のレザ・パトリア作戦が行われ、1月8日の三権中枢施設襲撃事件で、ブラジリアまでのバス調達資金を提供した人物対象に捜査が行われた。同日付UOLサイト(1)が報じている。
第16弾の捜査では、ミナス・ジェライス州、サンパウロ州、パラナ州、サンタカタリーナ州、トカンチンス州、セアラー州、南マット・グロッソ州を対象とする家宅捜査令状53件が出され、火器や旅券その他の資産が押収された。
また、捜査対象となった人物の口座も差し押さえられており、その額は計4千万レアルに達すると見られている。
今回の捜査の対象は、襲撃者をブラジリアまで連れて行くためのバス調達などで協力したとみられる人たちだ。その中にはサンパウロ州ビリグイ市元市長のウィルソン・ボリーニ氏の息子のロドリゴ・ボリーニ氏や、南マット・グロッソ州補欠州議のロドリゴ・デ・ソウザ・リンス氏、サンパウロ州の社交界では知られたマリシ・ベルナルデス氏らが含まれている。
フラヴィオ・ジノ法相は同作戦後、7日の独立記念日を意識して、「この象徴とも言える週も、祖国を守る働きは続いている」と発言。「憲法を破り捨て、民主主義国家を破壊するような行為は2度と起こさせてはならない」との意思表示を行っている。