サンパウロ州サントス海岸部で大規模火災発生=100軒以上の木造密集住宅に被害
4日、サントス海岸部で大規模な火災が発生し、密集住宅100軒以上が被害にあった。5日付フォーリャ紙(1)が報じている。
サンパウロ州サントス海岸部のマングローブ地帯にあるラジオ・クルーベ地区のカミーニョ・サンジョゼ・コミュニティの木造住宅群で、大規模な火災が22時30分頃に発生した。
消火作業には15台の消防車が当たり、鎮火には5日未明までかかった。拡散された火災を映した動画によると、火の燃え広がりは広範囲に及んでおり、住民たちが必死で消火作業に加わっていた姿も確認できる。
この火災による死者は出なかったが、15人が煙を吸ったことで体調を崩して近隣の病院まで運ばれている。
この火災で家を失った人たちは、市内の市立校や、スポーツセンターに収容され、市からの保護を受けている。
サントスのロジェリオ・サントス市長(民主社会党・PSDB)は「被害にあった家族に遺憾の意を表し、市として出来ることを惜しまない」との声明を出している。
火災の原因に関しては現在も調査中だ。